第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2023年3月26日 |
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開始時刻 | 10:30 |
会場名 | Room 7 |
講演番号 | D6 |
発表題目 | 無人航空機空中写真による過去の航空レーザ測量の森林資源情報の更新 Updating old forest resource information from airborne LiDAR using UAV |
要旨本文 | 近年、地方自治体などで航空レーザ測量による森林資源情報の把握が進められている。しかし、航空レーザ測量では、計測後の森林の成長や間伐などの施業による変化を捉えられず、情報は時間とともに劣化する。情報の更新のために、新規の森林計測が必要である。本論では、費用対効果の点から無人航空機空中写真を取り上げ、森林情報の更新方法について分析した。 対象地は秋田県大館市の国有林の1小班とした。2013年に航空レーザ測量が行われ、2015年頃に間伐が行われ、2021年5月に無人航空機の空中写真が撮影された。各データの林冠高画像を作成し、LMF法で単木抽出した。地上標準地データと比較して、航空レーザで単木抽出率は87%であり、無人航空機では80%であり、差分の間伐木抽出率は90%であった。航空レーザと無人航空機の樹頂点位置は近接しており、各々の近接木を同一木とするプログラムを作成して、単木属性を連結した。これにより過去の航空レーザ測量と無人航空機空中写真を組み合わせて、単木単位で追跡でき、情報更新できることがわかった。本研究の一部は日本森林林業振興会の助成を受けた。 |
著者氏名 | ○小谷英司 ・ 西園朋広 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域 |
キーワード | 無人航空機, 森林資源情報, 航空レーザ測量, 情報更新 |
Key word | UAV, forest resource information, LiDAR, updating |