第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2023年3月27日 |
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開始時刻 | 10:30 |
会場名 | Room 6 |
講演番号 | K6 |
発表題目 | 海外製自動植付機の作業性能 Performance of an imported automatic planting machine |
要旨本文 | 北海道陸別町に、おそらく国内で初めてスウェーデン製自動植付機(Bracke社P12.a)が導入された。造林作業の省力・高能率化のためこれを活用し、クラッシャによる地拵え、自動植付機による植栽、乗用刈払機による下刈り、という機械化造林作業システムを構築し、実証試験を実施している。今回、自動植付機の作業性能を調べるため、カラマツ伐採跡地に試験地を設け、クラッシャにより伐根を全数切削した区画、乗用刈払機により伐根を列状切削した区画、伐根を切削せず人力による刈払いのみを行った区画、と地拵え方法の異なる3区画に分けて、事前に植栽位置マーキングした上でカラマツ150ccコンテナ苗を植栽し、作業功程と植栽状況を調査した。付帯作業も含め植栽には23sec/本程度の時間を要し、伐根切削度合いによる有意な作業時間の差は見られなかった。要素作業のうち苗木補給とブーム操作時間の比率が大きく、作業能率にはこの2要素が大きく関与すると考えられた。また、人力植栽と比較して深植え傾向であり、植栽設定の再検討が必要であると考えられた。 |
著者氏名 | ○山田健1 ・ 古家直行1 ・ 佐々木達也1 ・ 渡辺一郎2 ・ 渡邊祐哉3 ・ 小玉哲大4 |
著者所属 | 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 2北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 ・ 3(株)渡邊組 ・ 4(株)フォテク |
キーワード | 造林機械, 自動植付機, 作業能率, コンテナ苗, 植栽作業 |
Key word | silvicultural machinery, automatic planting machine, operational efficiency, containerized seedlings, planting operation |