第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 ポスター発表
講演番号 KP-05
発表題目 尾瀬国立公園戸倉地域におけるヤマネ調査
要旨本文 群馬県北部に位置する本校近くには、標高2,158mの武尊山がある。武尊山東面には水源の森ルートという登山道があり、高木層はブナ、からオオシラビソへ変化をしていく。私たちは高木層以外の樹種がどのように変化をしていくのか疑問に思い調査を行った。調査は、武尊山水源の森ルートの標高1500~1758mにおいて、登山道沿いの左右5mの範囲で行った。調査範囲内の胸高直径5㎝以上の木について樹高と本数、登山道上の座標を記録した。また、調査ルートを50m間隔で区切り、小区画を50か所設定した。登山道沿いの樹種を調べたところ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、ナナカマド、ノリウツギ、オオカメノキ、テツカエデ、オガラバナの7種を同定することができた。そしてそれぞれの樹種の分布をまとめたところ、それぞれの樹種が登山道沿いの特定の場所に局在して生えているという結果が得られた。結果から、カエデは標高ごとに住み分けを行っていることや、区画13~24の範囲が遷移の途中にある可能性が考えられた。
著者氏名 青嶋春奈 田中利宣
著者所属 群馬県立尾瀬高等学校
キーワード 尾瀬, ヤマネ