第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
教育部門[Education]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-049 |
発表題目 | 関東地方の博物館施設における森林関連コーナーの展示構造 Exhibition structure of forest-related sections in museum facilities in a region in Japan called Kanto area |
要旨本文 | 森林環境教育は森林内での体験活動が中心となっているが,多様な内容を包含しているため活動の「場」は森林に限らない。そのため本研究は,社会教育施設の一つである博物館の展示に着目した。そこで,本研究の目的は,博物館展示における森林についての学びの内容を分析し,その実態を明らかにすることである。本研究の調査対象は,関東地方に存在する835の博物館のうち,森林に関連のある254施設とした。研究方法は,対象施設のWebサイト上から森林に関するキーワードを抽出し,分析を試みた。その結果,展示の内容を地理的スケール(地球,日本,地域)に分類すると,地域スケールが約7割を占めていた。対象となるスポット(地点)は,地域,森,水,身近,時代,指定なしの6通り,中心となるオブジェクト(対象)は,植物,動物,昆虫,キノコ,自然環境,地形,保護,文化,木材,産業の10通りに分類された。オブジェクトは生物系,環境系,社会系の3系統に整理でき,地球と日本スケールにおいては生物系の展示に特化する傾向にある一方,地域スケールでは,社会系の展示が約半数を占めていた。本研究の結果から,博物館における森林についての学びの実態が見えてきた。 |
著者氏名 | ○三浦万由子1 ・ 杉浦克明2 |
著者所属 | 1日本大学大学院生物資源科学研究科 ・ 2日本大学生物資源科学部 |
キーワード | 森林環境教育, 森林学習, 博物館教育, 展示 |
Key word | Forest and environmental education, Forests and forestry learning, Museum education, Exhibit |