第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-077 |
発表題目 | 固定試験地におけるスギの成長量と微地形との関係 Relationship between growth of Cryptomeria japonica and microtopography in permanent experimental site |
要旨本文 | 本研究では、スギの成長と微地形の関係を明らかにすると共に、その関係性の解析に適したメッシュサイズを明らかにすることを目的とした。研究対象地は京都府立大学大野演習林内の3つの固定試験地で各々70,69,43年生のスギ林であり、各々56,52,34年間モニタリングが実施されている。はじめに、航空レーザーデータから得られたDEMをもとにGISを用いて、傾斜角、凹凸区分、堆積様式、斜面上下の4つの地形因子レイヤーを1.0m、2.5m、5.0m、10mの4種のメッシュサイズで作成した。そして試験地の立木位置図と重ね、モニタリングによって得られている各立木の樹高データと立地環境情報をリンクさせた。その上で立地環境ごとに平均樹高を算出し、クラスター分析により、成長特性の似たグループに分類し、各グループの樹高成長曲線を求めた。立地環境の組み合わせ別の樹高のバラツキと成長曲線との関係から、成長を把握するのに5.0mメッシュに基づく立地環境が適当であると判断された。このことから、5.0mメッシュによる立地環境因子と樹高の関係を数量化I類により把握したところ、凹凸区分、斜面上下の順にスギの成長に寄与していることが分かった。 |
著者氏名 | ○上岡洸太1 ・ 中田康隆2 ・ 長島啓子2 |
著者所属 | 1京都府立大学生命環境学部 ・ 2京都府立大学大学院生命環境科学研究科 |
キーワード | 航空レーザー, 地形解析, モニタリングデータ |
Key word | airborne laser, analysis of topography, monitoring data |