第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-083 |
発表題目 | Sentinel-1とSentinel-2を用いた森林減少・劣化推定方法 Methods for monitoring deforestation and forest degradation using Sentinel-1 and Sentinel-2 data |
要旨本文 | 人工衛星によるリモートセンシングは広域・長期スケールでの森林減少のモニタリングに有効な手法であり、これまで多くの手法が提案されている。一方で、森林減少より小規模な森林攪乱(択伐など)の検出に関しては研究が少ない。そこで本研究では、より詳細な森林攪乱のモニタリング技術の開発を目指し、Sentinel-1 (S1)とSentinel-2 (S2)データを用いた森林減少・劣化のモニタリング手法を提案した。本研究は2016年から2020年におけるBago山岳地の森林攪乱を対象とした。まず、S1、S2の時系列情報から毎年の樹冠被覆率の推定をした。求めた樹冠被覆率の推移から山岳地全域の森林減少・森林劣化量を求めた。精度評価は2段階で実施した。第一段階として、樹冠被覆率の推定精度を求めた。第2段階として森林攪乱量を層別無作為抽出による不偏推定手法を用いて評価した。樹冠被覆率の推定精度は,S1とS2の両者を用いた場合で最大となり、この時の決定係数は0.88だった。森林攪乱推定の全体精度は93%であった。本手法は,既往の森林攪乱分析手法と精度を比較しても精度が高かった。以上のことから、S1、S2を用いることでより正確に森林減少・劣化を推定できると結論付けた。 |
著者氏名 | ○李哲1 ・ 太田徹志2 ・ 溝上展也2 |
著者所属 | 1九州大学大学院生物資源環境科学府 ・ 2九州大学大学院農学研究院 |
キーワード | 森林減少, 森林劣化, Google Earth Engine, Sentinel-1, Sentinel-2 |
Key word | Deforestation, Forest degradation, Google Earth Engine, Sentinel-1, Sentinel-2 |