第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-084 |
発表題目 | 衛星画像データを用いた竹林の総面積の算出法の開発 Development of a method for calculating the total area of bamboo forests using satellite image data |
要旨本文 | 本研究は全国に広がる放置竹林の管理に適した竹林領域の簡便な抽出方法の開発を目的としている。竹林は竹材の需要減少及び管理者の高齢化により放置されている地域が多く存在しているが、竹の成長速度は速く近隣の人工林や里山広葉樹林の育成を妨げる上に土砂崩れを起こすことも懸念されている。そのため竹林領域の面積等の実態を把握し、竹林を的確に管理する必要があるが、実態把握には多くの時間と労力がかかる。一方、衛星画像、航空機及びドローンを用いたリモートセンシング技術及び情報処理技術が発展し、森林管理への活用、特に植生判別、資源量把握、森林破壊のモニタリングなどへの活用が期待されているが、技術が複雑で且つ体系化されていないため現場レベルでは活用が進んでいない。そこで、本研究では竹林地域の面積把握を簡便にできる仕組みの開発に取り組む。本発表では、Pleiadesにて撮影された衛星画像のマルチスペクトル及びPANデータを加工して得られた植生指標のNDVI及びVARIを用いて判別分析を行い、竹林領域とその他の植生及び市街地を効率よく判別できる手法を開発した。この手法による竹林領域の見える化と面積推定の可能性と今後の課題をまとめる。 |
著者氏名 | ○水野智章 ・ 石原正彦 |
著者所属 | 金沢工業大学情報フロンティア学部 |
キーワード | 竹林, GIS, リモートセンシング |
Key word | banboo forest, GIS, remote sensing |