第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-088 |
発表題目 | ULS LiDAR Penetration Indexによる葉面積指数の評価 Evaluation of Leaf Area Index using ULS LiDAR Penetration Index |
要旨本文 | 葉面積指数、LAI(Leaf Area Index)は単位面積当たりの上部に存在する総片側葉面積の比で定義され、炭素や水素の循環を中心としたさまざまなモデルで重要な、植生の幾何学構造を示す指数である。LAIを推定するリモートセンシング的手法の一つに、LiDARを用いた手法が新たな手法として近年着目されている。本研究では、UAVを用いたLiDARであるULSにより、森林でのLAI推定手法についてその精度を検証することが目的である。試験地は冷温帯落葉広葉樹林である静岡大学の南アルプスフィールドを用い、90m×150mのプロットに6×10の測定点を設けた。推定手法としてまず初めに点群の4つのリターンタイプによる分類と、植生点、地上点による分類を組み合わせた4種類のLPIを算出した。次にベアーランベルトの公式を用いたモデル式を用いてLPIからLAIを算出した。そして算出されたLAIを、DHPで推定したLAIを目的変数として線形回帰分析を行った。結果は全体的にどの組み合わせも精度が悪く、最も精度が良い指標はLPI-SR-LRであった。従って既存のLPIでは冷温帯落葉広葉樹林の複雑な植生構造を反映したLAIを推定することは難しいと結論付けられた。 |
著者氏名 | ○松澤武志1 ・ Wang, Quan2 ・ Gan, Yi3 |
著者所属 | 1静岡大学大学院総合科学技術研究科 ・ 2静岡大学農学部 ・ 3静岡大学創造科学技術大学院 |
キーワード | リモートセンシング, LiDAR, ALS, ULS |
Key word | remote sensing, LiDAR, ALS, ULS |