第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

造林部門[Silviculture]

日付 ポスター発表
講演番号 P-108
発表題目 四国地方の幼齢造林地に侵入した先駆種の地上部・地下部現存量の関係式
Allometric models for above and belowground biomass of pioneer species in Shikoku.
要旨本文 持続的な森林経営を行うため、初期保育の低コスト化が求められてきた。初期保育コストのうち約4割を占める下刈りの省力化について、多くの研究事例が報告されている。その研究事例の多くは、スギやヒノキなどの造林木の成長に焦点を当てており、競争相手である雑草木の生態に関する知見は限られていた。そこで本研究では、幼齢造林地に侵入した各樹種の樹高成長速度を予測するために、各樹種の地上部・地下部バイオマスを推定するアロメトリー式を構築した。対象地は高知県に設置された下刈り試験地で、対象樹種はアカメガシワ、タラノキ、ヌルデ、エゴノキ、リョウブの5種である。検討する変数は地際直径(D)、樹高(H)、D2Hとした。地上部・地下部バイオマスを推定する最適な変数を樹種別に検討し、アロメトリー式を構築したのでその結果を報告する。
著者氏名 ○福本桂子 ・ 米田令仁 ・ 大谷達也
著者所属 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所
キーワード アロメトリー式, 下刈り, 先駆種
Key word Allometric model, Weeding, Pioneer species