第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
造林部門[Silviculture]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-157 |
発表題目 | インドネシアのチーク林における植物種多様性に及ぼす林縁効果の季節変化 Seasonal change of forest edge effects on plant species diversity in a teak plantation in Indonesian |
要旨本文 | 【目的】インドネシアでは、REDD+の施行によって単一樹種群落の大面積造成が拡大し、これに伴う種多様性の劣化が懸念されている。大面積造成地内に異なるパッチを配置し境界を作ることで種多様性の低下を防ぐ効果(林縁効果)が期待できる。演者らはこれまで、パッチモザイク形成しても、森林内部に林縁の影響がほとんど及ばず植物種多様性の低いエリア(“negative core”)が形成されることを報告した。しかし、negative coreの範囲や種組成は隣接パッチの土地利用や季節で変化する可能性がある。そこで本研究では、異なる3つの土地利用に隣接するチーク林におけるnegative coreの季節変化を明らかにすることを目的とした。【方法】東ジャワの24年生チーク林において、2022年2-3月(雨季)と8月(乾季)に植生調査を行った。【結果】negative coreの傾向は乾季と雨季で異なった。雨季の種数は林縁から林内にかけて減少していたが、乾季では林縁と林内ともに少なかった。一方、雨季にはほとんどみられなかった在来種が乾季には一定数みられた。さらに、雨季の林内で出現していた森林性種は、乾季では林縁部でみられたものの林内ではほとんどみられなかった。 |
著者氏名 | ○溝口拓朗1 ・ 伊藤哲2 ・ 光田靖2 ・ 平田令子2 ・ Adi, Setiawan3 ・ Yasa, Palaguna Umar3 |
著者所属 | 1宮崎大学大学院農学工学総合研究科 ・ 2宮崎大学農学部 ・ 3ブラウィジャヤ大学農学部 |
キーワード | 林床植生, 乾季, 雨季, ネガティブコア, レッドプラス |
Key word | forest floor vegetation, dry season, rain season, negative core, REDD+ |