第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
日付 | ポスター発表 |
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講演番号 | P-179 |
発表題目 | 効率的な交配手法開発に向けたヒノキの雄花・雌花開花フェノロジー評価 Phenology evaluation of male and female cones of Chamaecyparis obtusa for efficient controlled pollination methods. |
要旨本文 | スギ・ヒノキ花粉症は社会問題化しており、ヒノキにおいても、少花粉ヒノキのミニチュア採種園設定が進み、普及が進められている。しかし、スギと比較してヒノキではミニチュア採種園における着花促進処理・交配手法等、技術開発が途上であり、種子生産が充分ではない状況がみられる。また、種子生産・交配に関わる雄花・雌花の開花特性などの基礎的な情報も十分ではない。本研究では、ヒノキの効率的な交配手法に向けて、雄花・雌花の開花フェノロジーを調査した。林木育種センター構内に植栽されているヒノキ第一世代精英樹および第二世代精英樹候補木合計17個体について、2022年3月20日から4月13日まで雄花・雌花の開花状況をデジタルカメラで撮影して調査した。その結果、珠孔液が確認できた日は個体間で最大10日〜12日間の差が確認され、雄花の花粉飛散開始時期は個体間で7日程度の差が確認された。 |
著者氏名 | ○坪村美代子 ・ 木村恵 ・ 田村明 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター |
キーワード | ヒノキ, 雄花, 雌花, フェノロジー |
Key word | Chamaecyparis obtusa, male strobili, female cone, phenology |