第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
遺伝・育種部門[Forest Genetics and Tree Breeding]
日付 | ポスター発表 |
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講演番号 | P-185 |
発表題目 | 爽春交配家系からの無花粉スギ優良系統候補木の選抜 Selection of excellent pollen-free candidate tree in the control-pollinated progeny of Sosyun (Cryptomeria japonica) |
要旨本文 | 無花粉スギ新品種の開発には、長い年月を要するが、近年、複数の雄性不稔の遺伝子マーカーが開発されたことから、マーカー支援選抜による新品種開発の期間短縮が可能となってきている。無花粉スギ「爽春」と愛媛県スギ第1世代精英樹との交配F1同士を交配させてできた実生F2集団1,361個体から、新たに開発したTaqManプローブ及びリアルタイムPCRを用いたTaqMan SNPジェノタイピング法により、無花粉スギ新品種候補木226個体を選抜した。選抜されたF2苗は、エリートツリー実生苗や愛媛県精英樹実生苗とともに林地に植栽し、生育試験を行っている。そのうち、第3成長期末を迎えた23個体中、対象として植栽したエリートツリー実生苗の平均よりも高い樹高を示す個体クローンが5個体あり、複数箇所での生育試験のため、挿し木増殖を行った。第4成長期後には応力波伝播速度を計測し、強度特性の比較を行う予定である。 |
著者氏名 | ○西原寿明 ・ 田口裕人 |
著者所属 | 愛媛県農林水産研究所林業研究センター |
キーワード | 雄性不稔, スギ, マーカーアシスト選抜(MAS), TaqManSNPジェノタイピング法, リアルタイムPCR |
Key word | male sterile, Cryptomeria japonica D. Don, Marker assist selection(MAS), SNP genotyping method using TaqMan probe, real time PCR |