第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

立地部門[Forest Environment]

日付 ポスター発表
講演番号 P-281
発表題目 枯死木の炭素蓄積量は天然林と人工林で異なる
Carbon stocks of dead wood differ between natural and planted forests
要旨本文 日本は気候変動枠組条約により温室効果ガスの森林吸収量の算出と報告が求められており、地上バイオマス、地下バイオマス、枯死木、堆積有機物および土壌の炭素蓄積量の変化量 (吸収量・排出量)を算出する必要がある。枯死木は倒木、根株、立枯木からなり、炭素循環の炭素プールとして重要な役割を果たしている。昨年度の森林学会では、より正確な枯死木炭素蓄積量の推定のため、枯死木量に影響を及ぼす要因が材積、所有区分、平均気温、標高、優占樹種、施業履歴であることを報告した。本研究ではこれらの5つの要因についてさらに解析を進めた。全国を平均気温で0から25度までを5度刻みで5つの区分に分けて比較すると、5~10度 (p < 0.0001)、10~15度 (p < 0.0001)、15~20度 (p < 0.01)では人工林の炭素量が天然林よりも大きかった。※インベントリWGメンバー 金子真司、三浦覚、大貫靖浩、田中永晴、池田重人、小林政広、今矢明宏、志知幸治、橋本昌司、古澤仁美、岡本透、溝口岳男、酒井寿夫、(いずれも森林総研)
著者氏名 ○川西あゆみ1 ・ 石塚成宏1 ・ 酒井佳美2 ・ 相澤州平1 ・ 平井敬三3 ・ 稲冨素子4 ・ 大曽根陽子1 ・ 南光一樹5 ・ 鵜川信6 ・ インベントリWG メンバー1
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所九州支所 ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所企画部 ・ 4農業・食品産業技術総合研究機構農業環境研究部門 ・ 5国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域 ・ 6鹿児島大学農学部
キーワード 枯死木, 炭素蓄積量, 気候変動
Key word Dead wood, Carbon stocks, Climate change