第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 ポスター発表
講演番号 P-361
発表題目 森林作業道の切土高と崩土の関係
Relationships between cutting height and colluvial soils of forestry work road
要旨本文  森林作業道の切土高の目安として、林野庁の森林作業道作設指針では、1.5m程度以内とすることが望ましいと示されているが、カーブ区間などで局所的に1.5mを超えざるを得ない場合の上限値は示されていない。そこで、切土高の上限値の目安を検討するため、岐阜県内に作設された既設道において切土高と崩土の発生の関係を調査した。 調査の結果、切土高と崩土で覆われた路面幅には正の相関が見られ、切土高が3mを超えると路面幅のうち1mを超える部分が崩土で覆われる重大な被害が発生していることが明らかとなった。この結果から、作設後の切土法面の崩壊防止および維持管理の省力化のためには、切土高の上限値を3m以下とすることが望ましいと考えられた。
著者氏名 ○臼田寿生 ・ 和多田友宏
著者所属 岐阜県森林研究所
キーワード 森林作業道, 切土, 崩壊, 維持管理
Key word forestry work road, cutting, collapse, maintenance