第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 ポスター発表
講演番号 P-372
発表題目 森林域における太陽光パネルの検知
Photovoltaic panel detection in forest areas
要旨本文 2050年カーボンニュートラル実現、また昨今の世界的原油価格高騰の中、太陽光発電等を目的とした林地開発の更なる増加が予想される。一方で、太陽光発電が起因とされる崩落など防災・環境上の懸念により、地域社会と太陽光発電の共生が全国的な問題となっている。これをうけ林野庁では令和4年9⽉に森林法施⾏令及び施⾏規則等を改正し、太陽光発電⽬的の林地開発許可を1haから「0.5ha」に引き下げ、開発規模の⼀体性等の判断基準を示した。これにより太陽光発電を目的とした林地開発地の詳細かつ継続的なモニタリングの必要性が高まっている。このような状況の下、SPOT6/7衛星(解像度1.5m)とAI判読による森林変化情報提供サービス(クラウドシステム)において、森林域における0.1ha以上の太陽光発電判読を開始した。これにより、0.5ha未満の申請対象外の太陽光発電地の把握、また衛星画像取得タイミングでAI判読を行うため、実施主体、実施時期、実施箇所の異なる開発許可申請について開発規模の一体性判断材料となり得る継続的モニタリングを実現した。
著者氏名 ○西本里美1 ・ 洲浜智幸3 ・ 島崎康信2
著者所属 1(株)パスコ中央事業部 森林環境部 ・ 2(株)パスコ衛星事業部 AIソリューション部 ・ 3(株)パスコ衛星ソリューション部
キーワード 林地開発, 太陽光発電パネル, 人工知能, 衛星画像, 画像判読
Key word Forest land development, Photovoltaic panel, artificial intelligence, satellite imagery, image decipherment