第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
微生物部門[Forest Microbes]
日付 | ポスター発表 |
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会場名 | (学生ポスター賞の審査対象) |
講演番号 | P-443 |
発表題目 | 複数種の外生菌根菌を同時培養した際の菌糸の挙動 Observation of interaction about ectomycorrhizal fungal strain using dual culture in vitro |
要旨本文 | 複数種の外生菌根菌が近接する際に、菌糸が示す挙動を明らかにするため、培地を使用し、無菌条件下で対峙培養試験を行った。また、菌種の組み合わせの違いによる実生成長への影響を調べるために、実生への接種試験も行った。遷移系列による違いとアカマツに対する特異性の有無による違いを調べるため、9菌種を2グループに分け、グループ内で総当たりとし実験を行った。使用菌種はグループ1がテングタケ、ニオイコベニタケ、ハマニセショウロ、キツネタケの4菌種であり、グループ2はコツブタケ、Cenococcum geophilum、アミタケ、マツタケ、ショウロの5菌種である。対峙培養試験において、全ての菌種において単体で培養したものが最も菌糸成長が良かった。また、コツブタケとCgにおいて、アミタケと組み合わせたものは他種と組み合わせたものと比較して菌糸成長が抑制されることが確認された。さらに、Cgについては、コツブタケと組み合わせたものも菌糸成長が抑制されることが確認された。以上のことから、Cgとアミタケは、一部の菌種との組み合わせにおいて、菌糸成長の挙動が変化する可能性がある。 |
著者氏名 | ○奈良輪歩美 ・ 田中恵 |
著者所属 | 東京農業大学地域環境科学部 |
キーワード | in vitro, 二員培養, アカマツ, Cenococcum geophilum, アミタケ |
Key word | in vitro, dual culture, Pinus densiflora, Cenococcum geophilum, Suillus bovinus |