第134回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
S3. 人材育成をみすえた森林科学の専門教育の連携・つながりを考える-行政、教育機関、地域-[Collaboration in Specialized Education on Forest Science for Human Resource Development: Government, Educational institutions and Local communities]
日付 | 2023年3月26日 |
---|---|
開始時刻 | 9:00 |
会場名 | Room 2 |
講演番号 | S3-7 |
発表題目 | 鹿児島大学演習林における教育関係共同利用拠点の展開 Development of Joint Usage Educational Center in the Kagoshima University Forest. |
要旨本文 | 鹿児島大学農学部附属高隈演習林は,2014年度から文部科学省の教育関係共同利用拠点事業に取組み他大学との連携を推進している。2019年度からの第二期は新型コロナウイルスの影響により学外利用者の受入中止や延期が相次いだが,第一期の5年間は他大学から延人数3,011人の利用があった。受入内容は林業教育分野,環境教育分野,防災教育分野,動植物教育分野,地域コミュニティ分野と多岐にわたる。専門教育では,一週間連続で行う琉球大学の間伐実習が特徴的であり,スギ人工林の実習地確保が難しい琉球大学が鹿児島大学の演習林を活用することで充実した実習を実現している。初学者を対象とした教育では文系私立大学の野外実習などを受入れ,森林・林業の知識や技術を広く提供している。 共同利用の取組みが定常化するにつれ,他大学の実習に鹿児島大学の学生が参加したり,高隈演習林の社会人教育プログラムを他大学の学生が受講するなど学びの幅が広がっている。また,鹿児島大学の教職員も他大学の実習から多くの知見を得ており,これを本学の学生実習にフィードバックさせるなど,大学間のつながりを通じた専門教育の質の向上に取組んでいる。 |
著者氏名 | ○牧野耕輔 |
著者所属 | 鹿児島大学農学部附属演習林 |
キーワード | 教育関係共同利用拠点, 高隈演習林, 教育フィールド |
Key word | Joint Usage Educational Center, Takakuma Experimental Forest, education field |