第134回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

S5. ポスト2020生物多様性枠組(GBF)における保全と利用の相克と科学政策対話の役割[Conservation and Sustainable Use in Era of Post-2020 Biodiversity Framework: Designing Map, Indicators and Incentives as Boundary Objects]

日付 2023年3月26日
開始時刻 9:00
会場名 Room 3
講演番号 S5-1
発表題目 生物多様性COP15とOECMs
Biodiversity, COP15, and OECMs
要旨本文 2022年12月7日から19日の会期で、生物多様性条約(CBD)第15回締約国会議(COP15)第二部及び関連会合が、中国を議長国としてカナダ・モントリオールにおいて開催された。生物多様性に関する2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、陸と海のそれぞれ30%以上を保護・保全する、いわゆる30by30といった目標の合意に至った。国や公的な機関が生物多様性保全を第一義的な目的で設定する保全のエリアの積上げでは限界があるという認識が広がるなかで、国以外の主体、先住民、市民社会、企業・事業者が関与する保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(Other Effective area-based Conservation Measures OECMsと略称)への関心が高まっている。本稿では、発表者が政府代表団(農林水産省)の一員として参画したCOP15の概論とOECMsの議論、そして企画の趣旨について説明を行なう。
著者氏名 ○香坂玲
著者所属 東京大学大学院農学生命科学研究科
キーワード 自然共生サイト, ポスト2020生物多様性枠組, 生態系サービス, 証拠に基づく政策立案
Key word Other Effective area based Conservation Measure (OECM), Post 2020 Global Biodiversity Framework (GBF), Ecosystem services, Evidence Based Policy Making (EBPM)