第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | 16:30 |
会場名 | 412 |
講演番号 | A14 |
発表題目 | 都道府県、市町村における自伐林業及び自伐型林業推進方針・施策の類型化 Clustering of policy measures to promote small family forestry and contract forestry in prefectures and municipalities |
所属 | 農林水産政策研究所 |
要旨本文 | 我が国の林業は、外材の輸入自由化を契機とした木材価格の低迷、小規模に分散された森林所有構造による低い生産性、木材価格の低迷等に起因する不十分な森林の管理などにより、斜陽産業と位置付けられ、林業労働者数および林業産出額は1970年代から衰退の一途を辿っている。一方、日本の農山村地域、とりわけ中山間地域においては、森林は重要な自然資本の一つであり、その効率的な利活用は、地域の振興において極めて重要である。そこで本研究では、農林業センサスでは実態が表出されない小規模な林業を担う個人経営体(自伐林家)や自らは森林を所有せず林業を行う経営体(自伐型林業者)の実態を把握するため、全国の都道府県及び市町村を対象に意向調査を実施した。全国の市町村から得られた635の回答を分析したところ、市町村が自伐林家や自伐型林業者等を対象とした方針・施策を打ち出しているか否かについては、市町村内の自伐林家や自伐型林業者等の活動状況、森林組合やNPO法人を含む団体による支援の有無、市町村の考える林業課題等に関して有意な差が見られた。市町村の方針・施策の有無と小規模林業者の活動状況の違いについて整理したので報告する。 |
著者氏名 | ○土居拓務 ・ 三宅良尚 ・ 田中淳志 ・ 植村悌明 |
著者所属 | 農林水産政策研究所 |
キーワード | 小規模林業, 農山村地域の活性化, 地方自治体 |
Key word | Small-scale forestry, Revitalization of agricultural and mountainous areas, Municipality |