第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
林政部門[Forest Policy]
日付 | 2024年3月10日 |
---|---|
開始時刻 | 10:00 |
会場名 | 431 |
講演番号 | A21 |
発表題目 | 愛媛大学演習林における広葉樹材の活用に関する一考察 A consideration on hardwood utilization in the research forest of Ehime University |
所属 | 愛媛大学 |
要旨本文 | 愛媛大学農学部附属演習林は、松山市の北東部、今治市と東温市と接する石手川の源流域、石手川ダムの上流に標高515m~1,216mにかけて位置する。面積は383ha、人工林率50%のうちスギ23%、ヒノキ23%とヒノキ人工林が多く、天然生林46%のうち広葉樹が31%を占め、残りはモミ、ツガ、アカマツ林である。なお、全域が土砂流出防備保安林に指定されている。現在は、4名の技術職員が教育・研究補助と併せて直営で施業を行っている。スギ、ヒノキの間伐材を中心とした用材販売は長らく行われてきたが、人工林施業の際に支障木などで出材される広葉樹も、薪での販売に加えて、演習林事務所に設置している簡易製材機を用いた板材への加工もはじめた。しかし、2022年度に近隣市内の家具工房への販売実績が1件あるのみで、伐採した丸太を板へ製材した際の板材の乾燥場所、演習林に多い樹種と需要とのミスマッチなど課題も抱えている。本研究ではこのような課題を抱える中でいかに広葉樹材を活用しうるか考察を行う。 |
著者氏名 | ○川崎章恵1 ・ 高斐飛2 |
著者所属 | 1愛媛大学大学院農学研究院 ・ 2愛媛大学農学部 |
キーワード | 広葉樹材, 林業, 演習林, 木材需要 |
Key word | hardwood, forestry, research forest, wood demand |