第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
教育部門[Education]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | 15:30 |
会場名 | 411 |
講演番号 | C11 |
発表題目 | 森林とふれあいの場“環境教育林”運営の現状と課題-多摩森林科学園の事例 Current Situation and Issues of Forest Management for Nature Experience Activities in Tama Forest Science Garden |
所属 | 森林総合研究所 |
要旨本文 | 林野行政は森林とのふれあい活動を推進しており、各地には森林体験や展示の施設がある。森林を体験の場として活用するには、歩道やベンチ等の施設整備、森林の保育・管理、利用者の安全管理も必要となる。本研究では、ふれあいの場の森林をめぐる課題を整理するため、多摩森林科学園(東京都八王子市)の“環境教育林”について、2008年以降の状況を多摩森林科学園年報などから整理した。森林(樹木園等15ha)と展示館を公開し、年間の利用者数は平均3.8万人(コロナ禍以前)である。 森林管理をめぐる課題には、1)気象害(土砂災害:2008、2016、2020年、大雪:2014年)と復旧、2)野生動物の侵入(イノシシ:2012年~、シカ:2013年~、サル:2015年~)と防護柵設置、3)ナラ枯れ(2020年~:コナラ、アラカシなど)と倒木処理があり、さらに新型コロナ感染症(Covid-19)対応(休園:2020年2月~2021年6月まで断続的)もあった。また危険生物(マダニ、カエンタケなど)等、森林での活動の安全確保に関わる新たな課題が増えており、モニタリングや森林整備の体制強化と適切な情報提供が必要となっていた。 |
著者氏名 | ○井上真理子 ・ 千葉智史 ・ 田村典子 ・ 長谷川絵里 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所多摩森林科学園 |
キーワード | 森林教育, 森林経営, 森林学習施設, 都市近郊林, 林業普及 |
Key word | forest education, forest management, forest learning facilities, urban forest, forestry extension |