第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
教育部門[Education]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | 11:30 |
会場名 | 411 |
講演番号 | C3 |
発表題目 | 世界自然遺産登録を契機に地域を学び直す地方自治体職員の変容 Transformation of Local government official taking the opportunity to relearn world natural heritage |
所属 | 国立大学法人 琉球大学 |
要旨本文 | 世界遺産登録をめぐる話題は事欠かず、特に人口減少が避けられない過疎地においては新たな収益をもくろむ観光業界と地域の活性化を夢見る自治体の思惑を合致させるに至っている。「世界遺産条約」を締結する理由は何なのか、登録に伴う義務の有無確認といった本質的な議論が欠落したまま、登録地になってしまう場合が少なくない。「登録ありき」の雰囲気だけが醸成され、そこに暮らす生活者の視点から世界遺産の意義やその影響が具体的に語られていないことも、登録後の地域住民や自治体が直面する地域課題とも言える。 2021年7月世界自然遺産に登録された沖縄島北部では、世界遺産に対する地域住民や自治体職員の世界自然遺産に対する理解度が低く、登録後の現在においても当事者間での意思疎通の無さをはじめ、村観光協会の関連事業等への過重負担が問題となっている。 筆者らは自治体職員らを対象に世界自然遺産に関する理解を深め、課題を各部署間で共有化する場として勉強会の開催を提案し、自治体首長の理解を得て各部署職員と連携のもと、2023年2月から毎月実施する機会を得た。本報告では登録後の課題を整理し、勉強会での受講職員らの変容に焦点をあてる。 |
著者氏名 | ○大島順子1 ・ 久高将和2 ・ 安藤祐樹3 |
著者所属 | 1琉球大学国際地域創造学部 ・ 2一般社団法人やんばるビジョン ・ 3環境省やんばる自然保護官事務所 |
キーワード | 世界自然遺産教育, やんばる, 地域資源の保全と活用, 理解促進, アクション リサーチ |
Key word | World natural heritage education, Yambaru, Conservation and utilization of regional resources, Promote undestanding, Action research |