第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 16:15
会場名 413
講演番号 D16
発表題目 超小型バックパックレーザスキャナを用いた立木幹直径と矢高の計測精度検証
Accuracy of the Measurement of Stem Diameter and Maximum Camber Using a Ultra-Compact Backpack Laser Scanner
所属 島根大学
要旨本文 近年航空レーザ計測(ALS)が実施され森林資源管理に活用されている。ALSでは樹高の直接計測が可能である一方、胸高直径は現地での標準地調査を利用した推定で行っており、その精度向上のため標準地調査点数の向上や現地調査の容易化が求められている。また、ALSでは素材にした時の末口・元口直径や矢高といった採材データが得られないため、素材の供給可能量もおおざっぱな推定となっている。ここでも精度向上のため、胸高や上部直径計測の容易化が求められている。この解決方法として地上レーザスキャナ(TLS)も用いられるが、機材が高価で重いことから広くは普及していなかった。この様な中、超小型で安価なバックパックレーザスキャナ(VS-TLS: Very Small TLS)が販売され、上記課題の解決に期待されるところである。そこで、本研究ではこのVS-TLSの立木直径ならびに偏心位置の計測精度を評価することを目的とした。調査は、伐採前の林分においてVS-TLSを用いて立木幹の根本・胸高・上部の直径、矢高を計測した後、伐採前に幹の偏心位置と直径を0.3mから1m毎に4.3mまでを計測、伐採後には0.3mから1m毎に梢端までの直径を計測してその精度評価を行ったので報告する。
著者氏名 ○米康充1 ・ 山口圭司2
著者所属 1島根大学学術研究院農生命科学系 ・ 2株式会社マプリィ
キーワード 地上レーザスキャナ, TLS, スマート林業, ICT林業
Key word Terrestrial Laser Scanner, TLS, Smart Forestry, Forestry using ICT