第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 11:00 |
会場名 | 441 |
講演番号 | D27 |
発表題目 | 樹冠高データを用いたカラマツ樹高曲線の作成:不成績造林地を考慮して Development of a larch tree height curve using canopy height data: Considering unsuccessful planting sites. |
所属 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 |
要旨本文 | 航空機LiDARで取得した三次元点群データは地盤高と表層高を広域に取得することができ、その差分を計算することで樹冠高の空間的なばらつきを広域で把握することができる。樹冠高データを使用し、樹高曲線を作成する場合、森林簿に紐付いた小班ポリゴンをもとに対象範囲のデータを抽出し、利用するのが一般的である。しかし、人工林では小班ポリゴンが示す範囲に植栽木が生育していない部分、いわゆる不成績造林地が存在する場合があり、それらを考慮せずに樹冠高データを利用する場合、植栽木以外の樹冠高などが含まれる可能性がある。つまり、植栽木の樹高が正確に表現されない可能性がある。本報告では、不成績造林地が航空機LiDARから取得した樹冠高データに与える影響を明らかにするため、北海道十勝地方のカラマツ人工林を対象に以下の2つの方法で解析を行った。(1)「不成績造林地は存在しない」と仮定し、対象範囲の樹冠高を算出し、樹高曲線を作成する方法、(2)不成績造林地を光学衛星(Sentinel-2)によって抽出し、解析対象からそれらを除外し、植栽木の樹冠高を算出し、樹高曲線を作成する方法。両者で作成した樹高曲線などについて比較した結果を報告する。 |
著者氏名 | ○蝦名益仁1,2 ・ 大野泰之1 ・ 菅野正人1 ・ 津田高明1 ・ 滝谷美香1 |
著者所属 | 1北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 ・ 2北海道大学大学院環境科学院 |
キーワード | 樹冠高, 樹高曲線, 不成績造林地, LiDAR, カラマツ |
Key word | DCHM, Tree height curve, Unsuccessful planting sites, LiDAR, Larch |