第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
---|---|
開始時刻 | 11:30 |
会場名 | 441 |
講演番号 | D29 |
発表題目 | 大規模航空機レーザ計測データと衛星画像を組み合わせた森林資源量の予測 Prediction of forest structural attributes using large scale airborne laser scanning and satellite data |
所属 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所 |
要旨本文 | 近年、日本各地で航空機レーザ計測が実施されており、森林資源量の把握に利用されている。これらの計測は、各自治体の取り組みに留まっており、計測の成果は全国規模の森林資源量予測に利用されていない。そこで本研究では、日本各地で計測された航空機レーザ計測データと衛星画像を用い、日本全国の1990–2020年の森林資源量(材積・林冠高)を高精度に予測することを目的とした。2017–2021年までに地方自治体および国が取得した航空機レーザ計測データ(合計約450万ha)を収集し、点群データとして処理した。点群データから林冠高を計算し、森林生態系多様性基礎調査データと合わせて材積を予測した。1984–2022年の間に取得されたLandsat画像を時系列解析することにより予測変数を抽出し、航空機レーザ計測から抽出した材積・林冠高を予測する深層学習モデルを構築した。予測モデルの相対二乗平均平方根誤差は林冠高で26.7%、材積で46.9%だった。林冠高のマッピング結果では、1990年時点で5–10m階の森林において過去30年間の成長量が最も大きかった。本研究の結果から、各地域の航空機レーザ計測データを全国規模の森林資源量予測に役立てることが期待される。 |
著者氏名 | ○志水克人1 ・ 齋藤英樹2 ・ 西園朋広2 ・ 山田祐亮2 |
著者所属 | 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所四国支所 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域 |
キーワード | 航空機レーザ計測, 衛星画像, 林冠高 |
Key word | airborne laser scanning, satellite data, canopy height |