第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 15:15 |
会場名 | 441 |
講演番号 | D33 |
発表題目 | デジタル航空機写真測量によるスギ林の林分材積推定 Estimating Sugi stand volume using digital aerial photogrammetry |
所属 | 森林総合研究所 |
要旨本文 | 拡大造林した人工林が伐期に入り、森林管理や伐採・間伐などの施業のために、広域で正確な森林計測手法が社会的に求められている。航空機によるデジタル写真測量は、航空機LiDARよりも安価に、広域での森林の3次元構造を計測できる。本論の目的は、航空機によるデジタル写真測量を用いて、スギ林の林分材積の推定手法の開発とした。 青森県深浦町で、2019年に青森県によりマツ枯れ対策で計測されたデジタル航空写真を用い、写真測量ソフトMetashape(Agisoft社)を用いて表面高DSMを生成した。地盤高DTMは、青森県による砂防事業の航空機LiDARのデータを用いた。表面高と地盤高の差分から林冠高を作成し、20mメッシュで複数の指数を計算した。2022年11月の地上プロット調査から林分材積を算出し、メッシュ指数との決定係数を計算した。この結果、指数として平均林冠高が最も決定係数が大きかった。平均林冠高による林分材積推定式と航空写真の林冠高から、広域での林分材積を推定した。なお本研究の一部は、青森県の委託研究「低コストな森林計測手法の確立」により実施した。 |
著者氏名 | ○小谷英司 |
著者所属 | 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域 |
キーワード | デジタル航空機写真測量, スギ, 林分材積 |
Key word | digital aerial photogrammetry, sugi, stand volume |