第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | 10:15 |
会場名 | 413 |
講演番号 | D4 |
発表題目 | 林業適地ゾーニングに対する生物多様性保全のためのギャップ分析 Gap analysis of forest zoning results for biodiversity conservation |
所属 | 宮崎大学 |
要旨本文 | 森林計画制度の市町村森林整備計画や森林経営管理制度において、適切に森林ゾーニングを実施することが求められている。そのような需要に応じて、森林ゾーニングを支援するツールとして「もりぞん」が開発され、公開されている。「もりぞん」はQGISのプラグインであり、簡単に様々なゾーニングを試行することができる。ただし、「もりそん」は林業収益性と土砂災害リスクの2軸で評価する林業適地抽出に重点を置いたゾーニングツールである。そのため、ゾーニングに林業収益性と土砂災害リスクの2つの要因以下外を考慮することができない。そこで本研究では、「もりぞん」によるゾーニング結果を生物多様性の観点から検証する手法を紹介する。生物多様性の指標としてMaxentにより開発したコガタブチサンショウウオ生息地適性モデルによる評価値を用いた。まず、現在の人工林配置について、サンショウウオ生息地適性の面から評価した。次に、「もりぞん」による林業適地ゾーニングに従って人工林を再配置し、同様にサンショウウオ生息地適性の面から評価した。これらの比較によりゾーニングの影響を評価し、ゾーニングに生物多様性の観点を取り入れた。 |
著者氏名 | ○光田靖 |
著者所属 | 宮崎大学農学部 |
キーワード | ゾーニング, ギャップ分析, 林業適地, 生物多様性保全 |
Key word | forest zoning, Gap analysis, forestry suitable site, biodiversity conservation |