第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | 14:15 |
会場名 | 413 |
講演番号 | D9 |
発表題目 | スギ高齢林の樹冠形状と樹高成長の関係について Relationship between canopy shape and height growth in old Japanese cedar plantations |
所属 | 株式会社パスコ |
要旨本文 | 人工林面積の半数以上が標準伐期を超過している現状において、高齢級人工林の施業指針が重要な課題である。一般的な長伐期施業では間伐を繰り返し樹冠の発達と直径成長を促すことが推奨される一方で、管理不足により十分な樹冠量を持たない高齢級人工林も多く存在する。このような管理不足な高齢級人工林においては間伐により樹冠量の回復がどの程度期待できるかが重要となる。そこで本研究では航空レーザ計測により得られる樹冠情報からに樹高成長を予測することを目的とし、樹冠投影面積や陽樹冠長などの樹冠量および樹冠形状が高齢級人工林の樹高成長量にどのように影響するかを検証した。対象地として静岡県西部のスギ人工林について森林簿の林齢情報を用い標準伐期齢以上の林分として40年生から100年生の林分を抽出した。また同地域にて計測された2010年時点と2021年時点の2時期の航空レーザ計測成果から樹高成長量を求め、樹冠高モデル(DCHM)から算出した樹冠量や樹冠形状との比較を行った。 |
著者氏名 | ○福井翔宇 |
著者所属 | (株)パスコ |
キーワード | 高齢人工林, 樹冠形状, 樹高成長, 航空レーザ計測 |
Key word | Aged plantations, Canopy shapes, Height growth, Airborne LiDAR |