第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
植物生態部門[Forest Ecology]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 10:15 |
会場名 | 442 |
講演番号 | H2 |
発表題目 | MODISによる中国黄淮海の農作物FVC変遷と因子反応 MODIS Data Analysis of Crop FVC and Driving Factors in China's Huang-Huai-Hai Plain |
所属 | 九州大学 |
要旨本文 | 本研究は、2001年から2020年までの山東省における植生の動的変化及びその原動力を分析した。特に、気候変動と人間活動が植生に及ぼす影響に焦点を当てた。研究では、正規化植生指数(NDVI)データと気候要因、地形、人間活動などのデータを統合し、地理探知器モデルを使用した。分析の結果、山東省の植生の被覆率は2001年から2020年の間に安定した増加傾向にあることが判明し、植生NDVIと気候要因(降水量、気温等)との間に顕著な相関関係が見られた。さらに、土地利用の変化や夜間灯のデータなどの人間活動も、植生被覆の変化に影響を与えていることが明らかになった。 本研究の意義は、迅速な都市化と気候変動の背景下で、植生の動的変化を複数の要因を総合的に考慮することで理解する方法を提供する点にある。これは、植生が環境変化に応答するメカニズムを理解し、適切な生態保護や管理対策を策定するための理論的支援を提供する。また、山東省を研究対象とすることで、中国の他地域や全世界の植生管理に対する参考となる可能性がある。 |
著者氏名 | ○董徳進 |
著者所属 | 九州大学地球社会統合科学府 |
キーワード | 農作物, FVC, 人間の活動, 偏相関分析, 気候変動 |
Key word | crop, FVC, human activity, partial correlation analysis, climate change |