第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

利用部門[Forest Engineering]

日付 2024年3月10日
開始時刻 15:15
会場名 432
講演番号 K12
発表題目 地域における未利用森林バイオマス資源の効率的な供給システムの検討
Dissuasion on efficient supply system for unutilized forest biomass resources in the regional scale
所属 東京大学大学院
要旨本文 木質バイオマスのエネルギー利用は,気候変動対策やエネルギーセキュリティ向上の観点から期待されている。しかし森林バイオマス資源の場合,嵩張りやすいためにエネルギー密度が低く,効率的な輸送には粉砕作業が必要であることから燃料調達費用が高くなりやすい。またその利用に向けては,森林バイオマスが広く薄く分布しているため,地域での分散的な利用を念頭に置いた,輸送を含めた効率的なサプライチェーンの構築が重要である。さらに,発電所でのエネルギー変換時に発生する熱の利用が進んでいないことも課題として挙げられている。 本研究は,未利用森林バイオマス資源の収穫粉砕における効率的な作業方法を検討するとともに,モデル地域を対象に森林バイオマスの発電と熱エネルギー利用を想定した場合における,大規模集中型と小規模分散型の発電コストの比較と考察を行った。
著者氏名 ○黒田浩太郎 ・ 金鉉倍 ・ 吉岡拓如
著者所属 東京大学大学院農学生命科学研究科
キーワード 未利用材, 林地残材, 木質バイオマス発電, 小規模分散型エネルギー, 供給コスト
Key word Unutilized forest biomass, Logging residue, Woody biomass power generation plant, Small-scale distributed energy, Supply cost