第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
利用部門[Forest Engineering]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | 11:00 |
会場名 | 432 |
講演番号 | K7 |
発表題目 | 位置誘導装置による乗用型刈払い機(山もっとモット)の下刈り作業 Performance of weeding of a riding brush cutter using with GNSS guidance |
所属 | 地独)北海道立総合研究機構林業試験場 |
要旨本文 | 乗用型刈払い機による下刈り作業にあたり大きな課題は操縦席からは雑草木に隠れた植栽木の位置把握が難しいことである。この課題を解決するために、(株)フォテクが開発した位置誘導装置を(株)筑水キャニコム社製の乗用型刈払い機(山もっとモット)へ搭載することを試みた。この位置誘導装置により表示された植栽位置図を見ながら山もっとモットの走行ナビゲーションを行った。今回は地拵え時に植栽計画を作成できたので、下刈り時に障害となる植栽列間の伐根処理を地拵え時に行い、植栽後に伐根処理を行う場合とどちらが効率的であるかを検討した。あわせて、走行ナビゲーションによる伐根処理を伴わない通常の下刈り作業①「山もっとモットによる列間刈り+仕上げ刈り」を行い、②「肩掛け式刈払い機による全刈り作業」との作業効率について比較検討した。地拵え時の伐根処理は機械を動かす空間が広いためか伐根処理のためのベストポジションを取るために移動時間が増え、植栽後の伐根処理の方が1.6倍早かった。下刈り作業の効率については、①と②の作業効率はどちらも0.9ha/時となった。なお、山もっとモットによる列間刈り作業による誤伐率は低かった。 |
著者氏名 | ○渡辺一郎1 ・ 小玉哲大2 ・ 佐々木達也3 ・ 古家直行4 ・ 山田健5 ・ 渡邊祐哉6 |
著者所属 | 1北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場 ・ 2(株)フォテク ・ 3国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所北海道支所 ・ 4林野庁 ・ 5国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 6(株)渡邊組 |
キーワード | 乗用型刈払い機, 下刈り, GNSS |
Key word | riding brush cutter, weeding, GNSS |