第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 2024年3月8-10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 542
講演番号 KP-03
発表題目 クビアカツヤカミキリ被害の抑制を目指した活動
所属 太田市立太田高等学校
要旨本文  クビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)は桜や梅などのバラ科樹木を食害し,幹の中を空洞化させ,枯死・倒木させる特定外来生物である.群馬県では2015年に館林市で被害確認後,県東部から県西部に向かって被害が拡大し,2023年には県内で7684本の被害が出ている.被害拡大抑制の課題の1つとして地域住民の認知度の低さが挙げられる.そのため本活動は認知度向上を目的とした.活動内容は①太田市産業環境フェスティバルへの参加,②群馬県高校生リバースメンターへの参加.①は地元と密着したイベントで地域の子供や親,高齢者等が250人程以上見学に訪れ,認知度向上に効果的であった.②群馬県高校生リバースメンターとは高校生が知事の相談役となり,高校生が思う課題への対策を提言するという全国初の試みでメディアに大きく報道され,特に日本テレビが本活動を報道したことで認知度が向上したと考えられる.しかし,本活動でどの程認知度が向上したか検証ができなかったため,今後は活動ごとにアンケート調査等を実施して効果検証を行っていきたい.また,認知度向上だけでなく成虫の駆除も必要と考えており,地域と連携した駆除イベントの企画運営などを計画している.
著者氏名 吉田哲理、新井京介
著者所属 太田市立太田高等学校
キーワード クビアカツヤカミキリ, 外来生物, 高等学校, 教育