第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]
日付 | 2024年3月8-10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 542 |
講演番号 | KP-17 |
発表題目 | クヌギ育苗に適した容器の容量と根鉢の高さの検討 |
所属 | 岐阜県立郡上高等学校 |
要旨本文 | クヌギ育苗に適した容器の容量を検討するため、マルチキャビティコンテナ150cc (JFA-150)、マルチキャビティコンテナ300cc(JFA-300)、ポリポット150cc(2.5号ポット)、ポリポット300cc(3号ポット)の4試験区を設定し育苗を行った。また、クヌギ育苗に適した根鉢の高さを検討するため、16cm(Mスターコンテナ)、30cm(Mスターコンテナ連結)の2試験区を設定し育苗を行った。土量はどちらも150ccに統一した。播種は2023年4月中旬に行い、2022年に拾ったクヌギの種子を土中埋蔵によって保管し、芽が出ているものを用いた。培土はココピートに元肥として10L当たり100gのハイコントロール700を加えたものを用いた。2023年10月下旬に苗長、根元径、幹の重量及び根の重量を計測した。容器と土量を説明変数とした二元配置分散分析の結果、苗長及び幹の重量は150ccより300ccで有意に大きくなった。根元径はポットよりコンテナで有意に大きくなった。比較苗高は土量と容器で交互作用があった。根鉢の高さを説明変数としたWelchのt検定の結果、どの項目にも有意差があるとは言えなかった。クヌギの育苗には既存の容器ではJFA-300が適していると考えられた。根鉢の高さは植栽後の生育状況も含めて引き続き検討する必要がある。 |
著者氏名 | 武藤空、森健心 |
著者所属 | 岐阜県立郡上高等学校 |
キーワード | クヌギ, 育苗, マルチキャビティコンテナ, 広葉樹, 根鉢 |