第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

高校生ポスター発表[high-school student poster presentation]

日付 2024年3月8-10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 542
講演番号 KP-28
発表題目 『がんばろう!人吉・球磨』森林資源の循環的活用で目指す地域復興
所属 熊本県立南稜高等学校
要旨本文  我が国は、国土の67%を森林が占める世界でも有数の森林国です。熊本県は木材生産量、全国3位(蔵治,2021)。とりわけ、ヒノキ生産量は日本一を誇ります。その中でも、私たちが暮らす人吉・球磨地域は県内で最も林業生産が盛んで、森林資源の有効な利活用の推進により、健全な森林環境の創出と基幹産業である林業が発展してきました。しかし、100年に1度と言われる『令和2年7月豪雨』の発生は、故郷の森林と林業を大きく傷つけました。「私たちの専門的な学びを生かし、故郷の力になりたい!」この強い思いを実現する一つが、地域資源である木材を活用した木育活動です。豪雨災害直後から、被災地域での木育活動を展開し、大学やNPO法人、関係市町村と連携し「復興応援!木育フェア」を開催。延べ10,000人を超える方々へ木の温もりをお届けしました。これらの活動から、蒲島熊本県知事より『木育推進員』に22名の生徒が認定。「人吉・球磨の復興に、南稜生の活躍は必要不可欠!」と激励されました。県内外でワークショップを開催し、森づくりや木材利活用、地域活性化の輪を広げています。また、木育活動で生じる端材は炭にし、川上から川下の環境保全とSDGs実現に貢献しています。
著者氏名 総合農業科環境コース林業専攻 福田 明純、井上 夢来
著者所属 熊本県立南稜高等学校