第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2024年3月8日
開始時刻 ポスター発表
会場名 541
講演番号 PA-10(学生ポスター賞審査対象)
発表題目 国立公園の整備費用のあり方に関する研究
Research on the cost of managing national parks
所属 福島大学
要旨本文  国立公園は,近年,自然環境の保護と利用の両立が求められているが,財源不足などにより施設の不十分な管理状況が見られる。このため,管理費用の一部を利用者に求める利用者負担制度の導入が広がっている。磐梯朝日国立公園浄土平地区は,湿原が広がり,木道を設置することで湿原を保全している。ところが現在,一部の木道は傷ついており修繕が必要な状況であるが財源不足などにより木道の管理が行き届いていない。 本研究は,浄土平地区において来訪者に対してアンケート調査を実施し,仮想評価法を用いて木道修繕を目的とする協力金の支払意志額を明らかにすることを目的とする。アンケート調査は2023年9月と10月に計3日間実施し,計723人から回答を得た。分析の結果,支払意志額は,中央値は1163円,最大提示額で裾切りした平均値は1548円であった。
著者氏名 ○竹内祐輔 ・ 藤野正也
著者所属 福島大学食農学類
キーワード 協力金, 仮想評価法, 木道, 利用者負担, 環境保全
Key word cooperative funding, contingent valuation method, wooden path, user share, environmental conservation