講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付	2024年3月8日
開始時刻	ポスター発表
会場名	541
講演番号	PA-9（学生ポスター賞審査対象）
発表題目	福島県内の放置竹林実態 Actual condition of abandoned bamboo forests in Fukushima Prefecture
所属	福島大学
要旨本文	近年、整備不足による竹林の拡大とその竹林による土砂崩れの増加や敷地への侵入などの被害が西日本を中心に全国的に問題視されている。福島県内においても竹林面積や被害の増加が見られ始める中、県内の放置竹林の実態や竹林所有者の意識は未だに解明されていない。そこで本研究では放置竹林の実態と竹パウダーの利用法の提示によって竹林整備への意識がどのように変化するかを明らかにするため、福島県内の市町村自治体及び県内に在住する農家の方々に向けたアンケート調査を行うこととした。その結果、県内において放置竹林が存在する市町村は半数以上あり、竹林の増加による影響として最も多く挙がった被害は「道路へのはみ出し」であった。また、自治体が整備を行う上での支障としては予算の不足と竹林が民有地であるために干渉しにくい点が要因として多く挙がった。放置竹林の増加を問題視する自治体は７割以上あるが、対策として公費を投じるハードルが高く、ソフト面での活動が主体となることが予測される。
著者氏名	○兼子喜史 ・ 藤野正也
著者所属	福島大学食農学類
キーワード	里山, 竹マルチ, 粉砕機, パウダー化, 森林・山村多面的機能発揮交付金
Key word	satoyama, bamboo chip, grinder, powderization, Grants for measures to demonstrate multifunctional roles of forests and mountain villages