第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 541 |
講演番号 | PB-12 |
発表題目 | 狭山丘陵のコナラ二次林におけるナラ類集団枯損の動態 Dynamics of mass mortality of oak trees of Quercus serrata secondary forest in Sayama hill |
所属 | 早稲田大学 |
要旨本文 | 埼玉県南部の狭山丘陵では、2021年からブナ科樹木萎凋病の影響によるナラ類集団枯損が拡大した。コナラを中心に被害は拡大した中、カシノナガキクイムシの穿入が確認された被害木のうち、徐々に樹勢が回復し、結果として生残した個体も多く確認された。本研究では、狭山丘陵における前回の萌芽更新から60年程度が経過したコナラ二次林を対象とし、ナラ類集団枯損の影響によって枯死した樹木と生残した樹木のそれぞれの個体特性と立地環境を分析した。2021年のナラ類集団枯損の確認から2023年まで、対象としたコナラ二次林において被害度(穿入跡の数や樹冠への影響)を定期的にモニタリングした。また、被害木の立地環境(斜面方位や標高)を記録した。加えて、UAV及び衛星画像を用いてナラ類集団枯損による林冠への影響(枯損)を定量的に解析した。最初のナラ類集団枯損が確認されてから約3年間が経過したが、ナラ類集団枯損の被害は継続しつつ、枯死木と生残木によるモザイク状の林分に移行しつつある。今後の数年間におけるコナラ二次林の構造、さらにはコナラ二次林に生息する動物への影響を考察する。 |
著者氏名 | ○平塚基志 ・ 大久保敏宏 ・ 内藤梨沙 |
著者所属 | 早稲田大学人間科学学術院 |
キーワード | 里山, 管理, 人為影響 |
Key word | Satoyama, Management, Human activity |