第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 541 |
講演番号 | PB-2(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | 国定公園の計画策定過程における関係者間の協議・協力の実態について Actual conditions of consultation and cooperation among stakeholders in the planning process of national parks |
所属 | 滋賀県立大学院 |
要旨本文 | 国定公園の計画策定過程を明らかにするために,最近指定された3つの事例(中央アルプス国定公園〈2020年指定〉,京都丹波高原国定公園〈2016年指定〉,甑島国定公園〈2015年指定〉)を調査した.その結果,甑島国定公園と中央アルプス国定公園では計画策定過程の進行において県市が積極的に役割分担を行う県市協働型,京都丹波高原国定公園では府が主導して国定公園化を進めていく県中心型,の二類型が見られた.また,国立公園では積極的に設置が進められている総合型協議会は3つとも設置されていなかったが,中央アルプス国定公園の計画策定過程では,利用と保護計画等,別々に焦点を当てて話し合われた協議会が存在した.各国定公園の地元説明会の質疑応答から,自然公園に指定されていなかった地域の国定公園化を行う場合には新規に指定される規制内容に対して強い反対,懸念が示されることが判明した.国定公園指定直後の時期において協働の形成は,国定公園管理計画の策定や国定公園ビジターセンター管理運営計画の策定など,ごく限定的であった.また,環境省は都道府県の公園計画案の作成に関して,直接係ることはないということが判明した. |
著者氏名 | ○谷田康一 ・ 上河原献二 |
著者所属 | 滋賀県立大学環境科学部 |
キーワード | 国定公園, 自然公園法, 公園計画, 協働型管理 |
Key word | quasi-national park, Natural Parks Law, park planning, Collaborative Management |