講演詳細

教育部門[Education]

日付	2024年3月8日
開始時刻	ポスター発表
会場名	541
講演番号	PC-10
発表題目	ケニア・エランガタウワスのマサイ族集落における社会林業の取り組みと成果 Approach and Outcome of Social Forestry for Maasai Community in Elangata Wuas, Kenya.
所属	岡山理科大学
要旨本文	国土の8割が半乾燥・乾燥地帯でそこに人口の約4分の1以上が暮らすケニアにおいて，土地能力を高め持続可能な開発をすることは命題である。1982年「年間2億本苗木生産計画」の大統領令が発せられて以来，同国の要請により日本はJICAを通じて様々な社会林業事業を実施している。　岡山理科大学はJICAと共に社会林業を推進するケニア林業研究所の協力の下，2023年8月に「ケニア社会林業プロジェクト」を実施した。この活動はリフトバレー州カジアド県のマサイ族集落において大学生がホームステイをしながら植林に従事するもので，前主催校から合わせると20年以上の歴史がある。　本稿はプロジェクトの取り組み内容とその手法、苗木の生存調査を基にその成果をまとめた。調査した51世帯（世帯実績の53.6%）で植林した3種（植栽実績の12.6%），Azadirachta indica（n=34），Jatropha curcas（n=34），Senna siamea（n=6），その他19種（n=98）が確認された。日本人学生と共に植えた木を育てながらも，そのノウハウを活かし生活に必要な樹種を育てる様子が窺えた。
著者氏名	○中山紘之1 ・ 松村直人2
著者所属	1岡山理科大学基盤教育センター ・ 2三重大学大学院生物資源学研究科
キーワード	社会林業, マサイ, ケニア, スタディツアー
Key word	Social Forestry, Maasai, Kenya, Study Tour