講演詳細

教育部門[Education]

日付	2024年3月8日
開始時刻	ポスター発表
会場名	541
講演番号	PC-2（学生ポスター賞審査対象）
発表題目	高尾山自然休養林における教育の場としての検討 Feasibility of Mt. Takao Natural Recreation Forest as a place for education
所属	日本大学大学院
要旨本文	森林環境教育への関心が高まる中，都市部にすむ人にとって森林へのアクセスは容易ではない。その様な中，東京都心部からアクセスしやすい場所に高尾山がある。高尾山の年間の登山者数は世界一といわれ，いくつかのコースが設けられている。そこで，本研究の目的は，高尾山自然休養林を対象地に，登山コースごとの特徴を明らかにし，教育の場としての視点からどのような学びが可能なのかを検討することである。研究方法は，2023年10月から12月にかけて計3回の実地調査を行い，6つのコースの1号路から6号路のサインの設置個所と内容，樹木名板の有無，登山コースの状態を確認した。その結果，コースごとにサインの内容が異なっており，歴史な内容（1号路14枚）から，植物に関するもの（2号路8枚），森林に関するもの（3号路9枚），動物（4号路7枚），森林浴（5号路11枚），水資源（6号路14枚）に関するものまであったが，教育的に利用するためはこれらサインがあることの周知が求められると考えられた。また，樹木名板については，スギ，ブナ，ケヤキなどの一部の樹種にしかついていなかったため，現状では樹木を学ぶことは解説者などがいないと難しいといえる。
著者氏名	○植竹宗雄1 ・ 杉浦克明2
著者所属	1日本大学大学院生物資源科学研究科 ・ 2日本大学生物資源科学部
キーワード	森林環境教育, 高尾山, 自然休養林, 森林教育
Key word	forest and environmental education, Mt. Takao, Natural Ricreation Forest, forest education