第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-15(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | UAV-LiDARを用いたカラマツの単木樹幹検出と自動計測 Individual Tree Detection, Trunk Segmentation and Measurement for Larix kaempferi with UAV-LiDAR System |
所属 | 東京大学 |
要旨本文 | UAV搭載型のLiDARセンサーを用いたリモートセンシングは、地上LiDAR計測に比べて少ない労力で森林の三次元点群データを取得でき、生育状況のモニタリングを効率化できる。しかし、森林のもつ多様な林冠構造や高い植生密度が、単木レベルでの自動解析を難しくしている。本研究は東京大学富士癒しの森研究所に植栽されている落葉性針葉樹カラマツ (Larix kaempferi) 493個体の3次元点群データをUAV-LiDARで取得し、点群のクラスタリングと深層学習を融合した解析法を用いて単木レベルの個体・樹幹識別を行った。また、識別された点群データをもとに、胸高直径と樹高など、従来から用いられてきた指標に加え、樹幹や樹冠の形態に関する新たな指標を計測する方法を開発した。後者は、手計測では計測が困難であった特性を、個体レベルで評価できるものである。具体的には、単木検出・樹幹抽出のための訓練・検証用の標準データセットを作成し、それをもとに単木点群の自動識別法、単木点群からの樹幹・樹冠の自動識別法、樹幹・樹冠の自動計測法を開発した。これらの開発手法により、UAV-LiDARを用いて、カラマツ林の個体レベルでの高効率なモニタリングが可能となった。 |
著者氏名 | ○ヤンカメイ1 ・ 岩田洋佳1 ・ 三浦直子1,2 ・ 郭威1 ・ 楠和隆3 ・ 海野大和3 |
著者所属 | 1東京大学大学院農学生命科学研究科 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所 ・ 3住友林業株式会社筑波研究所 |
キーワード | UAV, LiDAR, 点群, 単木検出, 樹幹抽出 |
Key word | UAV, LiDAR, Point Cloud, Individual Tree Detection, Trunk Segmentation |