講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付	2024年3月8日
開始時刻	ポスター発表
会場名	531
講演番号	PD-16（学生ポスター賞審査対象）
発表題目	無人ヘリLiDARによる若齢林の森林資源量推定 Estimation of forest resources in young Hinoki(Chamaecyparis obtusa) stands using UAV-LiDAR
所属	宇都宮大学農学部
要旨本文	針葉樹人工林において植栽後から樹幹閉鎖までの初期保育の段階がそれ以降の生育に大きな影響を及ぼしていることが固定試験地のモニタリング結果から示唆されている。一方で従来若齢林は森林資源調査の対象外となっており、特にすそ払い前の林分では現地調査も困難であることから調査事例が少なく、林分構造や成長動態に関する検討が十分であるとは言えない。本研究では、高密度かつパルスの入射角を工夫することにより林内の樹幹部の抽出を可能とする無人ヘリによるLiDAR計測データを活用し若齢林のモニタリングに適用可能であるか検証を行った。対象地は宇都宮大学農学部附属船生演習林の若齢ヒノキ林とし樹木位置抽出および樹幹部の計測結果について検証した。飛行方向、飛行間隔、高度、機体の角度を変更した11パターンの計測データから樹木位置抽出を行い、現地調査で計測した樹木位置をもとに抽出率を検証した。また、LiDAR計測後伐倒し樹幹解析を行ったサンプル木について点群データと実測結果を照合し樹幹部の再現性について検証した。その結果、飛行パターンによる抽出結果の違いを明らかにした。また、樹幹部の計測が可能であることも検証できた。
著者氏名	○小林紀晴1 ・ 松英恵吾1 ・ 矢嶋準2 ・ 瀬口栄作2 ・ Negi, Rahulsingh2
著者所属	1宇都宮大学農学部 ・ 2YAMAHA発動機株式会社
キーワード	LiDAR, 若齢林, ヒノキ
Key word	LiDAR, Young stands, Hinoki