講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付	2024年3月8日
開始時刻	ポスター発表
会場名	531
講演番号	PD-19（学生ポスター賞審査対象）
発表題目	竹林の拡大評価におけるUAVおよびSfM-MVSによる画像解析の活用 Estimation of Bamboo forests' expansion using UAV and SfM-MVS photogrammetry
所属	京都大学
要旨本文	資源利用習慣の変化や過疎高齢化により放置竹林が増加している。放置竹林は隣接する林相への拡大を引き起こし森林機能の低下を招くことが指摘されている。竹林拡大の仕組みの解明と効果的な管理方法の提案が課題であり、 竹林の拡大を適切に評価する方法が求められている。既存の研究では、二時点の空中写真を比較し拡大率を求める方法が主流であったが、データの不足等が問題となっていた。これに対し近年では、一時点の現地調査で収集した稈の密度から拡大率を推定する方法が提案されているが、これもまた地形条件や管理状態によって現地調査が困難である等、効率性の面で問題がみられる。そこで本研究では一時点のUAV撮影画像を用いて竹林の拡大速度を算出する評価方法を試みた。　調査は愛媛県西条市山間部の放置竹林が増加している農村地域にて行った。ＳｆＭ－ＭＶＳ処理を行ったUAV撮影画像から竹林の稈の配置を抽出し、既存の稈の密度変化を求める方法に当てはめることで拡大速度を求めた。既存の二手法（二時点の空中写真の比較、一時点の稈の密度変化を現地調査から求める方法）と結果を比較し、本研究の拡大評価方法の有用性について検討した。
著者氏名	○小笠原良 ・ 時任美乃理 ・ 淺野悟史 ・ 西前出 ・ 檀浦正子
著者所属	京都大学
キーワード	竹林拡大, 空間分布, 稈密度, UAV
Key word	bamboo expansion, Spatial distribution, Culm density, UAV