第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-27(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | LiDARを利用したスギ立木強度の推定―立地環境・樹冠情報との関係― Estimation of cedar stand strength using LiDAR - Relationship with site condition and tree crown information – |
所属 | 京都府立大学大学院 |
要旨本文 | 本研究ではLiDAR(Light Detection And Ranging)を用いて立地環境・樹冠情報を抽出し、これらの情報から原木の強度と相関がある立木応力波速度(立木強度)を推定することを目的とした。京都府綾部市志賀郷共有林において、立木25本を対象に立木応力波速度、胸高直径と樹高を測定した。さらに、UAV-LiDARを用いて点群情報を取得し(438.77 points/m²)、取得した点群を用いて単木単位でDCHMとcrown areaを算出した。作成したcrown areaをもとに点群を切り取り、樹冠の指標(例えばLAI:Leaf Area Index)を算出した。立木強度の推定には、一般化線形モデル(GLM:Generalized Linear Model)を用いた。目的変数は立木強度とし、説明変数は胸高直径、樹高と樹冠指標を用いた。GLMの結果、胸高直径と樹冠部のLAIが選択された。選択された説明変数はともに立木強度へ負の影響を及ぼしていた。選択された変数は肥大成長と関連深い指標である。樹種が異なるが既存の研究でも強度特性と肥大成長との負の相関はみられている。立地環境として傾斜角度、堆積様式、凹凸地形、斜面位置の4項目を用いて立木応力波速度との関係を把握する。 |
著者氏名 | ○原田喜一1 ・ 中田康隆1 ・ 神代圭輔1 ・ 中澤昌彦2 ・ 長島啓子1 |
著者所属 | 1京都府立大学大学院生命環境科学研究科 ・ 2国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林業工学研究領域 |
キーワード | 立木応力波, 立木密度, 樹冠投影面積 |
Key word | Stress wave of standing tree, Tree density, Canopy projected area |