第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月8日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-29(学生ポスター賞審査対象) |
発表題目 | J-クレジット制度の森林モニタリングにおける航空機LiDARの有用性 Usefulness of Airborne LiDAR for Forest Monitoring in J-Credit Scheme |
所属 | 新潟大学 |
要旨本文 | 世界的に脱炭素の動きが加速する中、森林のCO2吸収機能が注目されている。日本では、森林管理を適切に行うことによるCO2吸収量をJ-クレジットとして国が認証している。クレジット創出のためには森林をモニタリングし成長量を推定する必要がある。成長量のモニタリングでは、林齢と上層平均樹高から地位を決定する。従前の地位決定手法では現地調査を要したが、近年航空機LiDARを活用すれば現地調査が不要となるよう制度改定された。こうした背景を踏まえ、本研究では従前の手法と簡素化後の手法とを比較し、正確性やコスト(時間・労力)といった指標からJ-クレジット制度の森林モニタリングにおける航空機LiDARの有用性を明らかにする。初年度は2021-2022年に航空機LiDAR計測が行われた新潟県南魚沼市の公社林を対象地として、現地調査及び航空機LiDARデータの解析を実施した。その結果、航空機LiDARを活用することによりコストを削減できた一方で、地位決定手法の違いにより推定CO2吸収量に差が生じた。クレジットの原則である保守性を考慮しつつ、航空機LiDARデータから適切な地位を決定する手法についても検討した。 |
著者氏名 | ○陌間芳野1 ・ 村上拓彦2 |
著者所属 | 1新潟大学大学院自然科学研究科 ・ 2新潟大学農学部 |
キーワード | J-クレジット制度, 森林経営, 森林モニタリング, 地位推定, 航空機LiDAR |
Key word | J-Credit Scheme, Forest Management, Forest Monitoring, Estimating Site Index, Airborne LiDAR |