第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月10日
開始時刻 ポスター発表
会場名 541
講演番号 PD-39
発表題目 森林計画制度における施業の実施基準の再検討~皆伐面積上限について
Implementation standards of forest practices under the forest planning system - upper limit on clear-cutting area
所属 九州大学
要旨本文 主伐期を向える針葉樹人工林が増大するなかで、主伐の伐採規模や収穫規整の再評価が求められつつある。日本の森林計画制度では、皆伐における上限面積(20ha)、群状伐採における伐区面積の上限(1haもしくは0.05ha)、帯状伐採における伐採幅の上限(40mもしくは10m)が定められているがこれらの根拠に関する情報は不足している。欧米諸国においては皆伐面積の上限は国や地域によって10 ha~260haの範囲でばらついており、明瞭な上限規制がない国も多いとされている(柿澤ら2008)。そこで、報告者らは主伐における伐採規模の基準について様々な視点から検討を進めることにした。本報告では、伐採面積の上限について世界における状況を概観するとともに、村上ら(2011)が作成した九州全土における皆伐地マップ(2002年~2008年に生じた人工林皆伐地、面積0.5h以上、合計3947か所)等に基づいて、日本の皆伐面積の状況について整理する予定である。
著者氏名 ○溝上展也 ・ 太田徹志
著者所属 九州大学大学院農学研究院
キーワード 主伐, 針葉樹人工林, 皆伐面積
Key word Final felling, Conifier plantation, Clear-cutting area