第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-47 |
発表題目 | 久万高原町スギ群状択伐林の後継樹の成長と隣接後継樹エリアの検討 Growth of succeeding tree in Group selective cutting of Sugi and adjacent succession area in Kumakogen-cho |
所属 | 海岳森林技術⼠事務所 |
要旨本文 | 愛媛県久万高原町にあるスギ人工同齢林(試験開始時31年生・1.1ha)を群状択伐林へ誘導した本試験地は、毎木調査(1961~2009年)が胸高直径のみである。2019~2023年に再測量と樹高測定、2018年撮影航空LiDARの解析を行った。後継樹ギャップは、35個あり平均面積0.02ha、林齢32~55年、平均樹高16m、計0.68haである。上層木は、林齢91年、平均樹高27mであり、分布から54区に区分したが、6割は1~3本/1区と狭く、計0.42haである。 まず、上層木平均樹高を航空LiDARデータから得たDEMの1)地上開度と、2)TWIの2つで回帰分析を行った。2つとも弱い相関は見られたが、有意ではなかった。次に、後継樹の連年樹高成長量(y)を、隣接する上木と後継樹エリアの平均樹高と、地表面を平面と見なして得た3)解析ギャップ平均樹高面での地上開度(x)について回帰分析を行った。P値が0.01を下回っており有意と思われる。 群状択伐林を長期に維持する場合は、上層木区の配置と併せ、隣接する後継樹区の樹高成長も考慮して、後継樹ギャップの大きさと配置を配慮することが望ましい。 |
著者氏名 | ○豊田信行 |
著者所属 | 海岳森林技術⼠事務所 |
キーワード | 群状択伐, スギ⼈⼯林, 後継樹の成長, 隣接後継樹エリア |
Key word | Group selection system, planted forest of Japanese cedar, growth of succeeding tree, adjacent succession tree area |