第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-48 |
発表題目 | 品質保証するためのクローン管理技術の体系化 Clonal management techniques to ensure the quality of planted trees |
所属 | 株式会社竹谷商事 |
要旨本文 | 造林対象となる樹木の苗木は、産地や品種由来の親木を対象として実生やさし木など様々な形態で育成されたものが提供される。植栽時には苗木の由来や提供される形態は意識される一方で、数十年単位での育成期間を必要とする樹木はその時代の社会ニーズに応じた形質が重要視され、由来や形態への意識は低下する傾向にある。最近、樹木でも多数の優良品種が開発され、親木として活用され始めた。これら優良品種の活用は造林時の低コスト化や産業としての品質保証などに貢献すると考えられる一方で、苗木生産時や植栽時における苗木の取り間違いは優良品種の効果を損なう大きな要因となりうる。しかし、海外も含め、苗木の取り間違いや意図した品種とは異なる品種由来の苗木の生産が発生していることはこれまでも報告されてきた。苗木の由来や実生やさし木などの形態を明らかにするためには、DNA分析を行う以外に現段階で有効な手法は存在しない。本発表では、クローン管理による品質保証を図るための樹木DNA分析の体系化に向けた取り組みを紹介する。 |
著者氏名 | ○田村美帆1,2 ・ 土井康裕1 ・ 渡辺敦史2 |
著者所属 | 1(株)竹谷商事 ・ 2九州大学大学院農学研究院 |
キーワード | 品種管理, トレサビリティー, DNA鑑定 |
Key word | quality control, traceability, DNA profiling |