第135回日本森林学会大会 発表検索
講演詳細
経営部門[Forest Management]
日付 | 2024年3月10日 |
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開始時刻 | ポスター発表 |
会場名 | 531 |
講演番号 | PD-55 |
発表題目 | ドローンLiDARと地上LiDARを組み合わせた森林生態学研究の新展開 Perspective of combining drone-born LiDAR with terrestrial LiDAR for forest ecological research in natural forest |
所属 | 京都大学 |
要旨本文 | 複雑な地形に多様な樹木が生息する日本の天然林において、多様性維持機構などの主要な森林生態学的課題を解明するには、各地の森林において樹木個体位置と詳細な地形情報を正確に把握する必要がある。こうした広域での森林調査にはLiDARを用いることで効率的データを取得できることが明らかになりつつある。しかし特に天然林においては、LiDARを用いた測量は個別の林分における事例的な研究に限られ、統一的な手法で各地の森林を網羅的に測量した研究例は限られる。本研究では日本の主要な森林型を網羅する全国12か所の環境省モニタリングサイト1000の森林調査区を訪れ、ドローンLiDARとSLAM型の地上LiDARを用いて測量を行った。RTK測量による正確な位置情報を持つドローン測量により得られた点群と、地上LiDARで得られた点群とを結合させるワークフローを確立し、地上LiDARで得られた点群データに正確な位置情報を付与した。地上LIDARデータから調査区内の樹木の根本位置図と地形図を作成し、旧来使用されてきた国土地理院の地形図と比較した結果、従来の地形図では捉えきれなかった微地形に従って森林樹木の分布が規定されている可能性が示唆された。 |
著者氏名 | ○竹重龍一1 ・ Htoo, Kyaw Kyaw1 ・ 大西信徳1,2 ・ Rahman, Farhadur Md.1 ・ 小野田雄介1 |
著者所属 | 1京都大学大学院農学研究科 ・ 2DeepForest Technologies 株式会社 |
キーワード | LiDAR, ALS, TLS, 森林生態学, 天然林 |
Key word | LiDAR, ALS, TLS, Forest Ecology, Natural Forest |