講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付	2024年3月10日
開始時刻	ポスター発表
会場名	531
講演番号	PD-63
発表題目	航空機Lidarによる森林資源解析におけるDCHMの補正に関する検討 Study on correction of DCHM in forest resource analysis using airborne lidar
所属	国際航業（株）
要旨本文	日本の森林のほとんどは山地の斜面に成立している。ところでLiDARデータを使用した資源解析では，一般に樹冠高モデル（DCHM：Digital Canopy Height Model）を用いる。DCHMは樹冠表層高（DSM:Digital Surface Model）から直下の地盤高（DEM：Digital Elevation Model）を差し引いて作成するが，次のような問題がある。　急斜面では斜面上部で樹冠と地面の距離が近く，斜面下部では樹冠と地面の距離が離れる。これは地盤形状が複雑な急斜面ほどDCHMが表す樹冠の形が歪むことを示している。そこで，３種類のDSMと，傾斜角度が異なる５種類のDEMを設定し，15の組合せのDCHMから樹頂点の座標を比較した。その結果，急斜面では円筒状の樹冠の樹頂点を誤認して誤った座標を示すことが明らかとなった。このため，樹冠に歪を生じない方法として，DSMから取得した樹頂位置の直下の地盤高を基準面とした樹冠高モデルを作成する方法を考案した。本研究では群馬県沼田市の緩～急斜面の高齢スギ林を対象に観測した高密度のUAVレーザのデータを利用して，新しい樹冠高モデルの有効性を検証した結果を報告する。
著者氏名	○前田佳子 ・ 真砂陽太郎 ・ 粟屋善雄 ・ 赤見亜衣 ・ 永田早希 ・ 若月優姫 ・ 中沖元哉
著者所属	国際航業株式会社
キーワード	航空機LiDAR, DCHM, DEM
Key word	LiDAR, DCHM, DEM